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生きていくためには、様々な食物から栄養を取り入れなければなりません。通常は、消化管のリンパ系組織がしっかりと監視をし、無害な食べ物と細菌やウイルスなどの有害物質を区別しています。このシステムにより、殆どの食べ物に対しては免疫反応を起こさずに「免役寛容」の状態を保っています。有害な環境要因や抗生物質の乱用、栄養や微生物の不均衡などによりこの寛容な状態のバランスが崩れると、消化管関連リンパ組織の産生する抗体が、食べ物とそれが沈着した自分の組織を攻撃して免疫反応を起こします。
消化管関連リンパ系組織による敵味方の識別能力の喪失は、食物アレルギーをはじめとした種々のアレルギーだけでなく、過敏性大腸炎など消化器疾患、鼻及び呼吸器疾患さらには不安などの精神症状、不定愁訴のもろもろとの関連が疑われます。
この抗体にはIgG、IgA、IgEがありますが、保険診療で検査できるのは、即時型抗体のIgEだけです。抗原への暴露から時間が経ってから発症する遅延型の抗体IgGとIgAは保険では検査できません。
食物アレルギーが疑われる方はご相談下さい。
日本で一般的な食物120項目のIgG抗体を調べるセット検査の価格は38,800円(税込)です。219項目では55,000円(税込)です。電話等でご予約をお願いします。
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